20代の物忘れ

10代で物忘れが激しいという声は聞きませんが、20代にもなると「最近物忘れが激しくて・・・」なんていう言葉を良く聞くようになります。

多くの場合、笑い話のネタになる程度の軽い物忘れなのですが、中には強いストレスや不眠による深刻な物忘れもあるようです。

10代と20代では置かれている環境が違います。多くの方はどこかの企業に勤め始める年代です。学生時代とは違い、自分の行動の一つ一つに大きな責任が伴う事がほとんどで、学生時代とのギャップに戸惑いを感じている年代とも言えます。

上司や同僚等との人間関係によるストレスなどもありますし、仕事がうまく回らずに不眠になったりする事もあるでしょう。それがまた新たなストレスになり、ストレスと不眠の負のスパイラルに陥る事も多々あります。

そんな時に物忘れは起こります。

物忘れの原因として考えられるのが「海馬」の衰え。海馬は、記憶の一時保管庫の役割をしている大切な部分なのですが、脳の中でも大変デリケートな部分で、ちょっとしたショックが原因で直ぐに衰えてしまうと言われています。

脳に強い衝撃が加わったり、強いストレスを受けたりすると、海馬の神経細胞が死んでしまいます。また、睡眠不足が続くと、傷ついた脳を修復する事ができません。

20代の物忘れ対策としては、上手なストレス解消を見つける事、眠れる時に眠っておく事、などが重要です。また、それと供にバランスの良い食生活を心得える事も大切です。