病院で物忘れ治療

物忘れが最近激しいなと感じたら、早期に病院に行かれる事が望まれます。

なぜなら、その物忘れが「どのような原因から来る物忘れか」を自分では判断できないからです。

物忘れを放っておくと、そのまま認知症になってしまう可能性が高いと言われています。認知症の種類としては、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症などがあります。また、ビタミン欠乏症などが原因でも認知症は起こりますので、熟練した専門医でないと治療方法を間違える可能性があります。その場合、更に物忘れを進行させてしまう危険性もあります。

そこでオススメなのが、病院の「物忘れ外来」で検査をする事です。

物忘れ外来では、専門医による問診をはじめ、記憶のテスト、血液検査、CT検査、MRI検査、MRA検査等、かなり細かい検査が行われます。よって、一人一人の患者さんにかなり長い時間を割かなくてはならない為、多くの病院の物忘れ外来は完全予約制だったり、かかりつけの診療所などからの紹介状がなければ受診できなかったりもします。受診希望の際はなるべく早めに問い合わせましょう。

物忘れは早期の治療を行えばある程度改善されます。手術や薬で治るタイプの物忘れもあります。「自分の物忘れはもう手遅れだ・・・」等と考える前に、お近くの物忘れ外来に相談してください。

また、物忘れ外来のほかにも、精神科、神経科、脳神経内科などで同様の検査を行っている病院もありますので、物忘れ外来がなくても一応問い合わせをしてみましょう。