老化による物忘れ

老化の物忘れは仕方がない・・・

おそらく多くの方が物忘れをあきらめてしまっていると思います。体と同じように、脳も歳を取れば取るほど衰えるから仕方がないと。しかし、この考えは半分正解で半分誤りです。

というのも、歳を取れば取るほど短期記憶を司る海馬などの部分は衰えてくるのですが、大脳新皮質の下にある白質という部分は40〜50代に掛けてピークを迎えるといわれているからなのです。

白質は、簡単に説明すると脳の配線です。つまり、年齢を重ねることによって、短期記憶は衰えますが、過去の経験から物事を全体的に考えたりする能力が強くなっていくのです。

しかし、物事を深く考えなかったり、脳に刺激のない生活をこの年代で過ごしてしまうと、白質の能力を発揮させる事ができません。

つまり、40〜50代の脳の使い方によって、今後の老後の生活が左右されるわけです。

そして、短期記憶を司る海馬も、トレーニングである程度強化できる事がわかっています。海馬のトレーニングをする事によって短期記憶力がアップすれば、物忘れの改善にもつながりますので、この機会に脳のトレーニングを積極的に行ってください。

例えば、ニンテンドーDSなどの脳トレーニング、脳トレーニングの雑誌など、脳を鍛えるアイテムはあなたの周りに溢れています。ニンテンドーDSは画面が小さいので、老眼で字が見えないという方は脳トレの雑誌などを読んでみるよ良いでしょう。

毎日少しずつ、適度に脳に負担を掛ける事によって、脳は強化されていきます。